
ID 23は神楽坂の坂下から坂上を見ています。中央に路面電車用の線路が見えます。坂の自動車は一方通行ではなく、対面通行でした。
「神楽坂」標識ポールはありますが、信号機はなく、ポールの下に『塵に咲く花』の広告が見えます。この映画は、昭和26年11月、日本で公開し、また、メトロ映画は最初に封切りをする一番館(封切り館)だったので、この写真も昭和26年11月か12月に撮ったのでしょう。
右側の電柱広告「ナカノ」は坂上の中野ボタン店(現・ブロンクス)で、「ナカノ」の左隣にあるのぼり旗はおそらくメトロ映画にかかっていたのでしょう。しかし、広告は読めません。
この広告の下に電球ひとつの簡素な街灯が見えます。
左側の看板は「あなたは/右側を/通って下さい」「この道路は歩行者の/模範右側交通路/であ〇〇〇/交通事故を〇〇〇/皆様の御協力を願います」
その左側に「10 」があり、これは進駐軍が占領期(昭和20年9月2日〜昭和27年4月28日)に導入した標識で、外堀通りは「10th Street」、神楽坂通りは「Avenue “L”」を表します(City Map Central Tokyo)。英米語圏では、StreetはAvenueに交差する道路だという意味があります。

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